トルヴェール・クヮルテット最新CD – Tipsy Tune(ティプシー・チューン)

代表の鈴木です。

予約開始して間もなく音速で予約していた、トルヴェール・クヮルテットの新作CD が届きました!!

結成30周年記念CD であり、昨年急逝したテナーサックス奏者の新井靖志さんが録音に参加した最後のCD となっています。

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1曲目はジャンジャンの「サクソフォン四重奏曲」。

サクソフォン四重奏曲の中では難易度が低めなこともあって、これに取り組んだことのあるアマチュア演奏家もかなり多いはず(自分も高校3年生の時にやりました)。その割にはプロ音源でのCDは少なく、プロが本気で演奏するとどうなるのかをもっと聴いてみたい曲目でした。

よく知っている曲だけあってトルヴェールならではの細かい味付けに色々と驚きます。そこのトリル、そう吹く!?みたいな。

2曲目はドビュッシーの「弦楽四重奏曲」。

高校の部活の顧問の先生に「サックス四重奏に取り組むなら弦楽四重奏をよく勉強しなさい」と言われて聴きまくっていた弦楽四重奏曲の一つなので、これまた個人的にも思い出深い曲目です。

編曲が新井靖志さんであることも相まって、より一層の思い入れを持ってじっくりと聴き入ってしまいます。

この曲はかつてアルモ・サクソフォン・カルテットもCDを出しているので、両者のCDを聴き比べてみたいなぁ。

3曲目はクレリスの「かくれんぼ」。

てかこのCD、ここまでの曲がアルモ・サクソフォン・カルテットが過去に出したCD に入っている曲ばかりなのは何故なのか。どうしてもそっちと比べてしまう。
アルモの演奏に比べると、一人ひとりの音が立ってる印象。”個性と融合”というトルヴェールのコンセプトを感じます。

そして最後が長生淳の新作「ティプシー・チューン」。

カルメン・ラプソディ」や「デュークス・タイム」や「モーツァルトはなべてこうしたもの」のように、全体を通じて一つのテーマの曲(たまに違うのも混ざってますが)が次々と顔を出しつつ、いつもの長生節が炸裂。長生氏のこの手の作品は、何度も聴くうちに色々な仕掛けが解読できるのが面白いところなので、今回もそんな楽しみ方をしたいと思います。生演奏では色々な演出もあるんだろうなぁ。

そして、ジャケットの後半には、メンバーからの新井さんへのメッセージと、新井さんとの思い出の写真が…(´;ω;`)ブワッ

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トルヴェール・クヮルテットはテナーサックスに別のメンバーを加えて活動を継続するそう。そして今年10月には結成30年の2days コンサートも予定しているそうで、今から楽しみでなりません。これからも自分の目標として走り続けて欲しいと心から願うばかりです!

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