皆さんは、幸せなとき、何をしたくなりますか?「幸せなら手をたたこう」という曲がありますが、幸せを体で表現することって、意外と難しいかもしれませんね。今回ご紹介する訪問コンサートでは、子どもたちと親御さんが思い思いの仕草で幸せを表現してくれました。
9月25日に浦和市の福祉施設にて、フルート三重奏によるコンサートが開催されました。演奏者のChou Chou Torte(シュシュトルテ)さんは、都内の音楽大学同期で結成され、卒業後も各地で演奏活動を行っています。さすが同期!と思わせる、息ぴったりの演奏とトークが光ります。
この日は秋を感じる爽やかな晴れ空。窓から吹き込んだそよ風とフルートの音色が軽やかに合わさります。観客の皆さんは0〜3歳の子どもたち。少人数制により、抽選で選ばれた6〜7組の親子が集まりました。
コロナ禍で子ども同士の交流が制限される中、育児で毎日多忙な親御さんがお子さんと一緒にリラックスできる時間にしたい、という施設様の希望に合った、大人も楽しめるプログラム。流れるような旋律が美しい「ホール・ニュー・ワールド」や、鮮やかな技巧が光る「熊蜂の飛行」の演奏を親子寄り添ってゆったりと聴くひとときとなりました。
「幸せなら手をたたこう」では、Chou Chou Torteさんから「曲に合わせて、皆さんの幸せを表現してみましょう!」との投げかけ。親御さんは曲に合わせてお子さんの体をぎゅーっと抱きしめたり、頭を撫でたりと、お子さんとのスキンシップで幸せを表現してくれました。
コンサート後には、ソーシャルディスタンスを取りつつ、Chou Chou Torteさんと参加者の皆さんが交流する時間がありました。普段なかなか生演奏を聴く機会のないお子さんが楽器に興味を持つきっかけになった、との声が聞かれました。子どもたちにとっては、音楽との新しい出会いとともに、親御さんとの幸せな思い出の一つにきっとなるはずですね。
プログラム
アンパンマンマーチ
にじ
ホール・ニュー・ワールド
熊蜂の飛行
幸せなら手をたたこう
サンサン体操
生演奏を呼んでみませんか?
パフォーマンスバンクではコロナ禍においても音楽の灯をを絶やさぬよう、引き続き様々な場所への生演奏による出張コンサートをお届けしています。
基本的な感染症対策に加え、演奏者と観客との距離を十分に確保することで、安心安全なコンサートを開催することができます。
また、ご要望に応じて、飛沫リスクの少ない弦楽器や打楽器などのコンサートもご提案させて頂いております。
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