11月25日、新宿区の介護付きホームで、川原良成さんによるクラリネットのコンサートが開かれました。
感染対策のため、客席との距離を2m確保しての演奏。
「今年はコロナの影響でステージが少ないです。そういうときは、ひたすら練習するしかありません笑」
コロナ禍で、中止になったステージが多いという川原さん。
パフォーマンスバンクのコンサートで演奏するのは今年に入って2回目になります。
この日は、11月にお誕生日を迎えられた入居者の方2名をお祝いして、「ハッピーバースデー」を全員で合唱し、花束が贈呈されました!
いつまでも健康長寿でいらっしゃいますように。
演奏曲はオペラ、洋楽、邦楽など幅広いジャンルからの選曲。
中盤には日本の秋を感じる曲と題して、「里の秋」や「赤とんぼ」など3曲が哀愁たっぷりに演奏されました。
オペラからは、ヘンデルの「セルセ」やモーツァルトの「フィガロの結婚」を演奏。
思わず口ずさんでしまうような、クラリネットの柔らかい響きが堪能できました。
ところで、川原さんはこの日2種類のクラリネットを持ってきていました。
何が違うのかというと、調がA dur(ロ長調)とC dur(ハ長調)があり、それぞれA(アー)管、C(ツェー)管といいます。
見比べてみると、C管はA管より少し短いのが特徴です。
A管は#の調なので#の曲向け、C管は♭の調なので♭の曲向け。
という使い分けができるのはもちろんですが、A管は太くて深い音色が持ち味で、音色の違いで使い分けもできるそうです。
「モーツァルトはA管が好きで、曲中でよくA管を使っていたんですよ。」
川原さんが2本を吹き比べ、音色の違いを分かりやすく解説してくれました。
ラストは「川の流れのように」。そしてアンコールは「ふるさと」。
人気曲なので自然と歌声が大きくなります。
思い思いの情景を頭に浮かべ、心を込めた歌声が広がりました。
芸術の灯を守るために、自粛から一歩進んで、新しい生活様式のもとでのコンサートのあり方を一緒に考えてみませんか。
【プログラム】
①オンブラマイフ
②恋とはどんなものかしら
③クラリネットトリオ
④メモリーズオブユー
⑤小さい秋みつけた
⑥里の秋
⑦赤とんぼ
⑧少年時代
⑨学生時代
⑩涙くんさようなら
⑪川の流れのように
アンコール: ふるさと
生演奏を呼んでみませんか?
パフォーマンスバンクではコロナ禍においても音楽の灯をを絶やさぬよう、引き続き様々な場所への生演奏による出張コンサートをお届けしています。
基本的な感染症対策に加え、演奏者と観客との距離を十分に確保することで、安心安全なコンサートを開催することができます。
また、ご要望に応じて、飛沫リスクの少ない弦楽器や打楽器などのコンサートもご提案させて頂いております。
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