【訪問演奏】五人囃子がやってきた!?体感する和太鼓の世界

3月3日は桃の節句。雛祭りに登場する五人囃子はご存知ですか?笛や太鼓を手に雛壇に並ぶ5体の雛人形で、歌や楽器の演奏をして雛祭りを盛り上げてくれます。

2月26日に開かれた葛飾区の介護施設でのコンサートでは、五人囃子が一足早くやってきて、春をお祝いしてくれました。

演奏は和太鼓集団「開」の皆さん。

メンバーの全員が逗子開成高校和太鼓部のOBであり、お仕事をしながら土日に集まって活動しています。

和太鼓といえば、雛祭りの囃子のような伝統芸能を思い浮かべるかもしれませんが、この日演奏されたのは全曲が「開」オリジナルの創作曲。

一曲ごとに独自の世界観を味わうことができ、和太鼓を初めて聴く方でも楽しめます。

右手から「締太鼓」、「長胴太鼓」、「長胴太鼓」、「桶太鼓」、「チャッパ」

演奏には数種類の和楽器が使われ、各楽器が鳴らす個性豊かな音色も楽しみの一つ。

太鼓は長胴太鼓、締太鼓、桶太鼓の3種類あります。

長胴太鼓は中央が膨らんだ形をしている大型の太鼓で、お腹に響く低音が特徴です。囃子でも使われる和楽器です。

一方、締太鼓は小型の太鼓で、カランと響く高音が特徴です。

そして、桶太鼓は中央がくぼんだ形をしている細長い太鼓で、胴が紐で締められています。

その他に、チャッパという鳴り物も登場。シンバルのような形をした銅製の楽器です。

一番手前が「チャッパ」

メロディを奏でるような楽器や歌はありませんが、だからこそ、リズムの面白さや音色の変化が際立ちます。

曲目『花火』では、大空に打ち上がった花火の夜空に響き渡る振動、そして散った後の静寂や余韻が繊細に表現されているのを感じました。

生演奏を通してダイレクトに伝わる曲の世界観はもちろん、迫力のある動きにも注目。

美しい構えやキレのある打ちっぷりから目が離せないこと間違いなしです。

演奏後は観客の皆さんがステージに集まって記念写真を撮り、観客の皆さんからは「明日からのリハビリの励みになる」などの声が聞かれました。

五人囃子が織り成す和太鼓の新しさを体感するコンサートでした。

目次

プログラム

1.壬(みずのえ)
2.癸(みずのと)
3.鷹(たか)
4.幕間(まくあい)
5.花火(はなび)
6.雷華(らいか)
アンコール 宴(うたげ)

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