コーディネーター座談会 後編(2018年12月)

コーディネートで心がけていること

 

木村 メールをなるべく早く返そうというのは心がけていて、何回も送らなくて済むようにしています。曲目を聞いた後に、その曲目のなかで歌詞カードを作る曲をまた聞くのがあまり好きではなくて、曲目を聞くときに一緒に歌ってほしい曲も教えてくださいっていう風にしています。何回も何回も連絡するのは嫌かなと思って、そういうのは気を付けるようにしています。あと、誤解がないようにメールは丁寧に書くように心がけてます。当日は、明るくいることと盛り上げることを意識してます。

田中 自分はメールで小さなことではあるんですけど、相手を気遣う言葉をちゃんといれることをいつも意識しています。たぶん奏者さんも施設の人も、忙しい中で時間を作ってやってくれていると思うので、こっちが一方的にしゃべるのはよくないかなと思って、「ありがとうございます」とか「お忙しいところ」という言葉を毎度毎度入れるようにして、相手が気持ちよくメールを返してくれるように整えています。当日の同行の時は、奏者さんと施設の人を仲良く交流できるようにしてあげたいなと思って積極的に自分から繫げにいくようにしていて、利用者さんにも「今日はこういう人たちが演奏しますよ」って声をかけて興味をもってもらえるようにしています。奏者さんにも「こういう感じのお客さんですよ」って伝えたりとか、パフォーマンスバンクのスタッフとして最初とか最後に司会をするときには、「今の曲どうでしたか」というようなアナウンスをいれたりして、奏者さんは奏者さん、施設は施設じゃなくて一体感のあるコンサートにできるように心がけています。

司会 すごい! 勉強になります。

田中 これからもこういうことをもっとやっていきたいなと思います。

S 私は5月位に入ったんですけど、まだコーディネートに慣れきっていないところがあって。メールを早く返すっていうのはやっているんですけど、奏者さんとのコミュニケーションの取り方が難しいなっていうのを思っていて、なかなかうまく話を振れなかったりとか、二人でコーディネートに行くときには私以外の方が奏者さんとお話していて、私は施設の方とお話しすることが多いので、奏者さんとのうまいコミュニケーションの取り方をこれから勉強していきたいなっていう気持ちがあります。あとは、施設の方とか奏者さんに色々な連絡事項を伝えるじゃないですか。今までは、あとから言い忘れていたことを思い出したりとか、言うことを何回も分けて伝えてしまったりということが多かったんですけど、この前、「聞くことメモ」を作ったほうが良いっていうアドバイスをもらったので、ちゃんと一回で連絡を伝えられるように「聞くことメモ」を作っていこうと考えてます。本番前は忙しいと思うので、あまり施設の方とか奏者さんの邪魔にならないようにしたいなと思っています。

 

パフォーマンスバンクの強みは?

木村 奏者さんの演奏技術が高いっていうのは、他の似たような音楽ボランティアより勝っているところだし、今は確立されている基盤があってそれをさらに良くしていこうっていうところなので、安心できる。生半可な人が一人もいなくて、ちゃんとみんな音楽をやってきた人でしっかりした人が多いように思います。さっきの話でもありましたけど、みんな最初の面接のときに緊張したけど来たっていうのは何かしらちゃんと覚悟があるからだと思うし、そういう人がいっぱいいるところだからそれが強みなんじゃないですかね。奏者さんの音楽のレベルの高さとパフォーマンスバンクスタッフの意思が強みだなと思います。

田中 自分もすごく木村さんと似てます。本当にみんな意識高いなって思って。学生でもこんなに意識高い人たちいるんだーって。ここに入るまでは全然大学の友達とかはそういう人はいなくて。サークルのリーダーとかをやっている人はいるんですけど。パフォーマンスバンクの人たちは、どんどんみんな新しいことにチャレンジしていくし、社会人の人はもちろんだけど、同年代の学生とかもしっかりしてて、すぐにでも社会に出れそうな人がいっぱいいる感じで、その意識の高さが良いところだと思うし、それがあったうえで結構風通しが良いなと思っています。ほかのNPOがどうなのかは分からないんですけど、言ったことがすぐに形にできるっていうか、部署再編して、より小規模になったことでそこが強調されたかなと思っています。本当にメンバー全員が参加している実感が感じられて、一人もはぐれちゃうような人がいないところが強みかなって思います。

S 私は、質の高い奏者さんや協力的な施設さんとコーディネーターがマッチングできているところが強みだと思います。他には、一番トップの飯島さんや鈴木さんとお話がしやすいことが強みかなと思います。なかなか上の人とお話できないところも多いんじゃないかなと思うんですけど、気軽に思ったことを言えたりみんなで向かい合って話せるっていうのは良いところかなと。それと、これからパフォーマンスバンク自体が色々変わろうとしているところに自分がいれるっていうのはいい経験だなって思います。あとは、学生のうちに社会人の方とお話ができるっていうところですかね。今日の朝も音楽療法のお話を聞いてきたんですけど、そういう今普通に働いている方に色々なお話を聞けるっていうのはなかなかないかなと思うので、組織の中でコーディネート以外でもかかわりを持てるところは強みのように感じます。

 

今後やりたいこと

木村 パフォーマンスバンクスタッフ全員でもっとお話がしたいです。人数が多くなった分、一人ひとりと接する時間が短くなっちゃったように感じるので純粋にみんなと仲良くなりたいです。あとは、もっと計画的になりたいです。忙しくてもちゃんとしたいなと思っています。

田中 今3年生なので就活をぼちぼちやっていて、4年で就活が終わると社会人になるんですけど、社会人になってからパフォーマンスバンクの活動を続けるかどうか迷っていて、結構続ける人も多いじゃないですか。辞めちゃう人ももちろんいるんですけど、続けられたらとは思っていて、就職は全然音楽と違うところを考えているので、音楽に携われるこういう場所がずっと続けられればいいなとは思っています。今後やってみたいことは、今、音楽療法のプロジェクトにちょっと参加させてもらっていて、それをもっと本格的にやっていきたいと思っています。あとは、音楽教育。子供とかといっしょに音楽を楽しんで、ちょっと教育ちっくなことをやることにも興味があるのでそっちの活動も始めていきたいなと思っています。音楽と教育を連携させていけたらなというビジョンがありますね。

S 私は、色々な施設でコーディネートしたりとか、色々な方とお話したりとか、プロジェクトに参加したりとかして自分がこの団体にいて何ができるのかとか、この団体に何が貢献できるのかとか、その経験をどう生かすのかっていうことをしっかり考えていきたいなって思っています。私は今大学2年なので、就職までに自分を成長させて、団体に何を貢献できるのかっていうのを考えていきたいと思っています。

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